初めて、委員会で質問!テーマは市立病院、動物愛護、障がい者のグループホームについてです!

6月27日は、私が所属します、厚生委員会で、私も初めて質問に挑みました!
テーマは3つ。

1つ目は、動物愛護管理の推進について。
6月議会の補正予算で、トレーラーハウスを活用した猫の譲渡会の開催するという事業が新しく提案されました。
殺処分ゼロを掲げる神奈川県では、先日新しい愛護センターがオープンしたばかりですが、保護された猫の譲渡が課題となり、ボランティアさんたちに負担をしていただいてる状況です。
猫の譲渡を促進するために、イベント会場へ冷暖房付きのトレーラーハウスを持ち込み、そこへ、愛護センターで保護している猫たちを入れて、気軽に見ていただこうという事業。1回あたり40万円、年6回を予定しています。
私が心配に思ったのは、実際の譲渡にきちんとつながるのかどうか。
愛護センターでは、講習、面談、譲渡と、3回のステップを踏むことになります。愛護センターから遠いところでも譲渡会を開けるのが、この事業の良いところですが、その後3回も愛護センターに行かねばならないのでは、効果があるのか、疑問です。
譲渡された猫たちが幸せに暮らすためには、譲渡には慎重な手続きが必要なのはもちろんですが、その両方を満たす事業になるのかどうか、今後しっかりと見届けていきます。
新しい愛護センターに関しては、約18億円もの建設工事費、年間維持管理費も約2897万円の予算(人件費を除く)に対し、豪華すぎるのではとの議論もあるところですが、
今後も、その効果を確認していきたいと思います。

2つ目は、障がい者グループホームの家賃補助について。
障がいのある方たちが、施設や病院から地域へと移行するための受け皿であるグループホーム。
家賃補助等の直接的な補助は非常に有効です。
現在、神奈川県では、障害者支援施設等から地域生活に移行した場合に限り、家賃の一部を市町村と連携して上限2万円、最長3年の補助をしていますが、その活用状況も、県内の市町村でバラバラ、また在宅からグループホームに移行した場合の補助はありません。
委員会の中では、グループホームへの家賃補助がない市町村が県内で11か所もあることが明らかになりました。
施設から地域へ、という障がい者の地位移行に関しては、ともに生きる社会を掲げる本県としてどこに住んでも、障がいのある方たちが安心して地域で暮らしていかれる体制を作るべきです。
グループホームの家賃補助における地域間格差解消に向けて取り組むことを求めました。

3つ目は、県西地域の医療体制について。
神奈川県は、神奈川県医療保健計画において公立病院等の機能強化を支援することが位置付けられております。現在小田原市では、小田原市立病院の建て替えが基本設計予算が議会を通るなど具体化していますが、県西地域の医療の質の確保するため、小田原市立病院への支援策を質問。
国の医療介護総合確保基金の活用を視野に入れて検討していくとのこと。

また委員会の中では、県西地域では医師不足が神奈川県内でも特に深刻となっていることも明らかとなりました。
特に、産科・産婦人科の充足率は68%、麻酔科に至っては24%と極端に低く、夜間の緊急手術が地域内で困難な状態です。女性医師の復帰策や、寄付講座を地域を限定して行うことなども含め、医師の確保策についても、県西地域の市町村と検討するとのこと。

足柄上病院と小田原市立病院という県西地域の2つの基幹病院を中心としたハードとソフト、両面での対策に、地元関係機関と丁寧な話し合いを行い、しっかりと取り組んでいただくことを求めました。