象のウメ子さん、永眠。
17日の早朝、象のウメ子さんが亡くなりました。議会の最中だったので、市長からも報告と哀悼の言葉がありました。
今日は子どもたちとウメ子さんにお別れをしに行ってきました。
子どもたちも城址公園に遊びに行くとウメ子さんをずっと見ていて、帰るのが大変だった思い出があります。子どもたちもこの訃報にとても驚いていました。
みんなに愛されていたウメ子さん。
檻の前には献花台と記帳台が置かれ、檻の中にもたくさんの花が置かれていました。
私が子どもの頃には、城址公園にはたくさんの動物がいました。
ライオン、アシカ、クマ、シカ、たくさんの鳥類。
動物園というものは、どうも城址公園が基準になって、初めて多摩動物園に行ったときにはとても驚きました。
大人になってからは、やっぱり檻があまりにも狭いので、複雑な気分で眺めていました。実家にいたころ、城址公園の動物園の飼育状況は劣悪だという指摘を受けた、との新聞記事を読んだからかもしれません。
一人で、この狭い檻の中で、一生を終えていく彼女は、何を考えていたんでしょうか。遠く離れた異国の故郷の大地か、それとも目の前の子どもたちの笑顔か。
桜の季節には、鼻で花びらを集めて吹く、花吹雪を見せてくれたウメ子さん。
夕暮れ時、象舎のなかで興奮して暴れ、外に向かって、水を撒き散らしていたウメ子さん。
それでも、小田原市民はじめ多くの人たちに愛された彼女は、幸せだったといえるのでしょう。
ウメ子さん、安らかに眠ってください。そして、どうもありがとう。
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旭山動物園
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