台風19号における箱根町の被害状況をお聞きしてきました。

10月24日 
台風19号による被害状況をお聞きしに、箱根登山鉄道の労働組合へ、さらに、箱根町長の表敬訪問に、立憲民主党神奈川県連の阿部知子代表、早稲田ゆき衆議院議員とともに伺ってまいりました。

箱根登山鉄道は、大変な被害にあいました。

蛇骨陸協は橋脚が流失。橋そのものも流失。山側の斜面が崩壊し、土砂が6000㎥も流失しました。そのほか、大平台、小涌谷、なども大きな被害が出ました。

箱根登山鉄道では、ゼネコン4社と災害協定を結んでいるとのこと。今回の台風を受け、今後も同様の災害が起こることも想定し、現状の復旧ではなく、さらに制度の良いものをつくりたいとのこと。運行再開のめどは立っておらず、半年から1年はかかりそうだとのことでした。

また、箱根登山バスで代行運転をしており、朝と晩で増便して対応しているが、運びきれていない状況。特に、高校生たちは部活やバイトも休まなければならない状態なので、すこしでも、丁寧な対応をしてあげたいと考えていて、そのために、毎日ダイヤの引き直しに不眠不休で頑張ってくださっているとのこと。本当に頭の下がる思いです。

経営のほうも大変で、この休止中は仕事はあるが損失についての保証は制度としてはないため、親会社の小田急からの支援しかないかもしれないとのこと。また、強羅駅に残されてしまっている車両は、強羅駅では整備ができず、車検(電車の車両にも車検があるんですね)が切れてしまうとのこと。

一刻も早い普及が望まれますが、その裏には、鉄道会社の皆さんの並々ならぬご努力があってのことなのだということを改めて知り、政治の側ができる支援をしっかりと行っていきたいとの思いを強くしました。

その後は、箱根町長への表敬訪問。

箱根町全体の被害の状況などをお聞きしてきました。特に気になるのは観光への影響。先日、大涌谷の噴火レベルが2から1へとやっと下がったなかでの今回の災害。今がここからが一番のハイシーズンであるので、その影響はどのくらいかと大変心配です。また箱根の観光の影響は小田原にも大きく影響してきます。

芦ノ湖の海賊船や遊覧船は19日より再開。道路の復旧も少しづつ進んでいますが、町内全域で58件の倒木、土砂崩れがあります。気になる温泉は、強羅や仙石原の一部、現在全体の37%にあたる99軒で温泉供給が止まっているとのこと。10月15日よりボランティアの受け入れを開始しているとのことです。

ただ、訪れた箱根湯本は、変わらぬいつもの様子で、観光客でにぎわっておりました。

また、私がいつも訪れる温泉施設(もう一つのお気に入りの場所はしばらく休業です 涙)も通常運転。
せっかくなので地域貢献。箱根町表敬訪問のあとは、「はつ花そば」でランチしてきました。変わらずおいしい!ぜひ、多くの方に訪れていただきたいです。