生ごみのたい肥化に取り組もう!

小田原市では生ごみたい肥化に向けての取り組みが始まっています。
現在、小田原市環境部では、家庭で出る生ごみを自分で堆肥化、畑に埋めるなどで処理をし、
燃せるゴミに出さない方、1000世帯の登録を募集しています。
メリットは、
①【生ごみ入っていませんごみ袋】を、1年分相当無料でもらえる。
②段ボールコンポストで取り組みたい人には市から【段ボールコンポストセット】がもらえる。

みんなで混ぜてます。

私も段ボールコンポストを実践する市民団体「生ごみ循環クラブMOGMOG」に参加していますが、この取り組みが広がり、今回市でもモデル的に実践することになりました。

今日はこのモデル事業のサポーターが集まり、段ボールコンポストの基材を作りました。
ピートモス、おがくず、もみ殻燻炭、腐葉土をみんなで混ぜ合わせます。これを段ボールに入れ、生ごみを入れるごとに米ぬかを加えると、分解が始まり、温度が上がってきます。匂いもないので、お台所などにも置いておけます。コンポストは生き物みたいで、慣れてくると結構可愛いですよ!

ずらりと並んだピートモス。
圧巻!

一方で小田原市は箱根町・湯河原町・真鶴町とごみの広域化についても検討しています。これについては様々に問題があると私は考えており、これまで議会でも再三にわたって質問をしてきました。市民は、ごみに対してはとても協力的だし、特に小田原市民は意識も高いと私は思っています。そうした市民の取り組みを広域化にもきちんと反映していくことが重要だと思います。自分たちの町のごみは自分たちで処理をする、焼却は最低限にする、間違っても、大きな焼却炉を作り、一部の地域の人たちにその負担を押し付けるようなことがあってはなりません。市民の努力を無にしないためにも、広域化を止めるという英断を市長には今後も求めたいと思います。

モデル事業についての詳しい情報は↓
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/kadai_top/gomi/namagomi-taihi.moderu.html
申込書は↓です。
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/__filemst__/9201/shinsei.pdf

生ごみのたい肥化に取り組もう!”へ4件のコメント

  1. fly より:

    環境に興味があり、質問させていただきたいのですが、ダンボールで80度以上の発行に耐えられますか。二次発酵時ににおいが出ないとは画期的ですね。
    できた堆肥の成分表があれば記載して戴けるとありがたいです。
    1点「畑に埋めるなどで処理をし」この部分のいみがわかりません。畑にすきこむと言うこよでしょうか?
    以上3点教えていただけないでしょうか。
    よろしくお願いいたします。

  2. naomi_sasaki より:

    ご質問、ありがとうございます。
    まず、私は生来の面倒くさがりやで、実は記録をしっかりとったりできた試しがありません。なので、温度計などを使わずに、大体の手に感じる温度(このあたりは主婦なので、自信があります)で、大まかな温度をつかんでいますので、大体の温度で、説明します。
    段ボールで80度以上。私は最高でも60度ぐらいまでしか出したことがありませんが、60度ぐらいまでなら大丈夫です。80度でも、段ボールの種類によっては大丈夫でしょう。同じ大きさの段ボールを2つ重ねると、強度は増すと思います。ただ、高い温度では、段ボールの痛みが早いようです。私の段ボールコンポストは最近はとても調子がよく、40~60度でていますが、まだ初めて1カ月半だというのに、段ボールがちょっと痛み始めています。
    80度まででるという状態は、家庭のゴミだとなかなかないように思いますが、どうでしょうか?
    成分表は、小田原市の「いきごみプロジェクト」で、今後堆肥の調査を行う予定だと思いますので、それを確認してみます。また、私の仲間で、堆肥の分析をした人がいるかもしれませんので、確認してみます。
    さて最後の「畑に埋める」というのは、この事業はもせないゴミとして生ごみを出さない人が登録できるということなので、たとえば、コンポスターを使っている方や、自分の畑に穴を掘って埋めてる方も、登録できますよ、という意味で書きました(私の両親はそんなやり方してますね)。分かりづらかったですね、ごめんなさい。
    段ボールコンポストで出来たたい肥は、温度が下がるまで置いておけば使うことができます。わたしは畑を持っていないので、プランターで野菜を育てたりしています。他のメンバーはとても上手に作っています。

  3. fly より:

    回答ありがとうございます。
    私の個人的な見解を書かせていたっだきます。
    60度だと細菌が死滅しない、野菜くずの種が残るので肥料としての使用には疑問がのこります。
    肥料としての使用であれば、食物の安全性が不可欠だと思います。
    家庭菜園での使用で、農薬散布を適切に行えばある程度防げる範囲ですね。
    これは5年ほど前にアメリカで起きた、有機ほうれん草のo157中毒を思い出したからで、これらのリスクを承知での使用なら有意義なプロジェクトと思います。
    がんばってください。

  4. 飛呂川 より:

    堆肥の発酵温度60℃の意味合いは瞬間的なものではなく、下水汚泥の基準ではこの温度が48時間継続すれば大腸菌、oー157、サルモネラ菌等はすべて死滅するという考え方になります。また発酵温度が高いほど生ごみの分解は加速度的に進みます。

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