本日、田植え

今日は仕事がある夫抜きで(たまにはこういう時だってあるのだ!)子どもたちと田植えに参加しました。

5家族ほどで、田んぼを借りていて、1年かけて無農薬、手作業で田んぼを管理し、収穫を分けています。我が家はしっかり参加はできないので、お手伝い要員として、出来るときに参加しています。

これまでは種を蒔いて苗を作り、苗取りをしてそれを一本一本手で植えて来たのですが、今年は「セルトレー」という優れもので苗づくりをしたので、例年のように絡みつく根を水でほぐしつつ植えるということがなく、なんだかスムーズすぎて怖いくらいでした。

3枚田んぼがあるうちの1枚は「不耕起」といって、田んぼを耕さないで、雑草が生えるのを抑える方法をとっています。無農薬でやるということは雑草取りがかなり大変な作業なので、この草取りの回数を減らすということなのです。耕してしまうと埋まっていた雑草の種が上に出てきて雑草が生えてしまう。稲が花粉を付けた頃にはもう田んぼには入れないので、それまでに雑草を取っておかないとヒエ(と言っても食べるヒエではありません)が入ったお米を食べることになります。そうなると子どもたちは嫌がって一生懸命取りながら食べていますが、私は面倒くさいしべつに毒ではないので、意外と栄養になるかもよなどと言いつつ食べちゃいますけどね。

不耕起の田んぼは耕していないので、土が硬い。つまり田植えがしにくいのです。そこで、とんがった棒で稲を植える穴をあけながら、その穴に稲を入れ、指でぐいぐいと押える。それをみんなで一列に並び、「せーの!」と掛け声をかけながら一斉に進んでいくのです。

あしがら農の会の活動を知って、農作業に参加するようになって、かれこれ5年。地域循環の大切さ、食の問題、いのちの循環の問題、ほんとうにいろいろな学びと、そして何より、土とともに過ごす時間はとても充実していて、私にとって楽しい時間です。わたしの育児の原点は、農家的子育て。大人は農作業をして、子どもはそのそばで、勝手にくるくると遊び、自然と戯れている。泥んこになったり、子ども同士連携して魚を捕まえたり、田んぼの脇でお昼寝したり。

無農薬だから子どもが勝手に田んぼに入っても危なくないし。

田植えのあとは楽しい早苗振り(さなぶり)。
みんな持ち寄りで、季節感あふれる素朴でおいしいメニューが並びました。そして、南足柄で養豚をやっている友人のとこの、豚タンを炭火焼でいただきました。

とにかくお天気でよかった。

本日、田植え”へ7件のコメント

  1. ahogiinへ より:

    Unknown
    http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3032080.html
    私は『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』という書で武田氏を知りました。ところが、読み進むほど初歩的な誤りがでてきます。以下に一部を示します。
    ・北極の氷が溶けても海面は上昇しない。(氷山に限ってみても、その塩分濃度が海水より低いため、海面は上昇する。また北極とはグリーンランドなども含むので、陸にある氷が溶けると海面は上昇する)
    ・森林はCO2を吸収しない(では森林が0になったらどうなるでしょうか?)
    ・ダイオキシンは毒ではない(人に対する急性毒性は弱いが、発がん性があります)
    他にも多数あるので、私も著者の信頼度を確認するために、本書で引用されているPitotという学者の論文を実際に見たところ、論文のグラフが武田氏の書では違った意味に都合よく書き換えられていることがわかりました。個人的な意見としては、一般の読者はなかなか論文を調べることはできませんので、科学者はデータを正しく紹介する義務があると思います。というよりは、他人のデータを都合よく書き換えるということは、あってはならないように感じます。またこれは、専門か専門外かで済む問題ではないように感じます。
    また、「global warming(地球温暖化)」で検索した998編の国際論文の著者に「Takeda K」の名はありませんでした。

  2. 佐々木ナオミ より:

    Unknown
    ahogiinへさま

    たいへん丁寧で、わかりやすいコメントをありがとうございます。

    「誤り」は本文が武田氏の意見で、( )内が正しい情報ということでしょう。

    「ahogiin」という部分が大変残念で、公開するのにとても迷いましたが、このブログを訪れてくださる方が参考になさるのに良いと考え、公開することにしました。

    ただ、武田氏を否定したいというエネルギーがそこまであるのでしたら、ぜひ環境問題に関する勉強会やシンポジウムをご自分が開かれたらいかがでしょうか。武田氏の数字を見て、「初歩的な誤り」とすぐ分かるほどの知識がおありなのに、本当に残念です。

    お誘いいただければ、ぜひ参加させていただきます。

  3. 精進マン より:

    不耕起について伺います
    はじめまして。
    私もわずかな面積ですが不耕起麦や米、大豆などをやっています。
    昨日、小麦を刈ったところへ稲の為に水を入れましたが足がズボズボ入っていくくらい土は柔らかかったです。
    私は『不耕起=何もしなくても土がやわらかい』とい思っていましたので、本文中の「耕していないので、土が硬い」という部分には??です。
    耕さないけど草は抜くのでしょうか?
    私の中では不耕起は草を抜かないのですが、不耕起にもいろいろあるのでしょうか。
    私自身まだ3年目でいろいろ試行錯誤している状態で、何か参考にできればと思っていますので
    お忙しいかとは思いますが、来年の田植えの頃までにはお答えいただければと思います。

  4. 佐々木ナオミ より:

    Unknown
    精進マンさま
    こちらこそはじめまして。

    わたしも4年目くらいのうえに、田んぼのリーダーさんの指示に従って作業をしているだけなので、詳しことは申し訳ないのですが、よくわからないです。

    とにかく3枚田んぼがあって1枚目と3枚目は不耕起ではないので、ずぶずぶと足が入るくらいの柔らかさで指で、ぐいぐい苗が植えられますが、写真の通りに不耕起だと穴あけの道具が必要で、それはここ何年か使っているので、毎年そのくらいの硬さのはずです。
    今年は水を入れるのを遅くしたため、ほぼ、泥に汚れることもなく素足でサクサク歩いてましたよ。草はある程度大きいものは抜きます。あんまり抜くと種が上がってしまうので。

    農薬は使っていません。

    小麦を育てていたのが関係しているかもしれませんよ。

    わたしの知識はこんなもんです。
    あとはどなたかコメントをヘルプミー!

  5. 田んぼリーダー㊥ より:

    不耕起田んぼ
    精進マンさん、こんにちは。

    精進マンさんは、もしかして、2○6付近の山の方にお住まいで、ビアンキ乗りで、最近お父さんになった方ですか?
    そうでしたら、佐々木市議とも一度すれちがってますよ。某所で。(さて、何処でしょう?)

    岩沢先生などが推奨している不耕起田んぼはほぼ1年中水を入れているので、田植え時にある程度は軟らかくなるようです。
    しかし、最近あしがら農の会で流行っている不耕起田んぼは、水利権などの関係から、田植えの1~3週間前まで水を引くことが出来ないので、土が硬いままで田植えをしています。(土質により違いはあるでしょうが)
    水を入れる前に草は全て刈り取ります。
    刈り取られた草が地面を覆うのも、田植え後、草が出難い要因の一つだと思います。

  6. 精進マン より:

    Unknown
    ご回答ありがとうございます。
    あまりにも分かりやすいハンドルネームでしたね。
    精進マン有名で嬉しいです。
    明日〔17日)の神奈川新聞も必見です。

    ご説明よく理解できました。
    きっと冬の間は休ませているのですね。
    私としましては是非米と麦の二毛作をやってほしいものです。

  7. 佐々木ナオミ より:

    Unknown
    あら、本当に、ご無沙汰しております。
    どなたかやっとわかりました。見ていてくださったんですね!ありがとうございます。
    以前にも出てましたよね、神奈川新聞に。
    つい、自慢してしまいました。「知り合いなんだよー」と。

    胸に光るペンダントは!ピースウォークの寄木細工ですね!感激!!
    またぜひ、ご一緒できたらいいなと思います。

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