小田原市議会に関するアンケート結果が公開されました!

小田原市議会では、今年度、議会基本条例検討委員会を発足し、
議会基本条例の検討を行っています。
私は残念ながら委員ではありませんが、開かれた議会、そして、多様な市民の声が反映された「議論の広場」としての議会を目指すための議会基本除例をぜひ制定すべきと考えています。

6月に議会基本条例検討委員会では、無作為に抽出した3000人の市民に議会に関するアンケートを行い、先日最終報告がまとまりました。
回答は912人、回答率は約30%
内容は市議会のHPから見ることができます。

http://www.city.odawara.kanagawa.jp/citycounc/general/enquetesokuhou.html

全体的に、まだまだ市議会で何が行われているのか、市民のみなさんには十分届いていないんだなあ、というのが率直な感想です。
私も、さまざまな場面で、議会の様子をお伝えするようには努めていますが、市民のみなさんは、あんまり興味がないのかも、と正直落ち込んだりもしています。

あ、なんだかしみじみしちゃいましたね、すみません。

さて、アンケートの結果で興味深いのは、回答者の多くが、
議案に対する賛否の公開に半数以上の人が「必要」と答えたこと。
それから、議会報告会が必要だと答えた人も半数以上、
さらにもし報告会が開かれたら「行く」という人が25%もいました。

私も、個人的に議会報告会を開いていますが、ぜひ市議会としての議会報告会をさまざまな場面で開いてほしいな!と思います。
大勢の人が集まれるのもいいですし、たとえば、地域の公民館で開くとか、
サークル活動や市民活動の方たちの集まりで、テーマのある報告をするのもいいかもしれません。

現在は開かれていませんので、個人的にゲリラ的にやっております。
ぜひ身近な方と、議会報告会を企画してみませんか?わたしは呼ばれればどこにでも行きます!
よろしくお願いします。

それから、賛否の公開。これはぜひ実現したいです。
今、阿久根市長や名古屋市長の動きが注目を浴びています。
私は、議会が不要だとは思えないので、(だから議員をやっている訳ですが)
「議会は必要ない」という雰囲気に、危機感を抱いていますが、
市民のみなさんが、「議会は何だかわからない」という思いが強いからこそ「だったらいらないか?」というふうに考えても不思議はないと思います。

議会の動きを議会として積極的に開いていく。
こういう時代だからこそ、議会の存在感を、責任を持って示していくことが議員としては大事なのではないかと思います。

議員は選挙という公平な制度で選ばれた多様な市民の代表者です。

小さな市民の声、多数派ではないけれど大事な思いを、議会という公式の場で、市政に、
そして市民に問い、きちんと市政の記録として残っていくということに意味があります。
そして、その声に共感する人が1人でも増えていくことで、政治が変わっていきます。
民主主義とは、多数決ではなく、少数の意見にも思いをはせながら、どうしていくのが
よいのかを議論しながら決めていく、その過程だと私は思っています。

市民に最も身近な地方議会の活性化こそ、民主主義を担っていると信じて、
開かれた議会のために今後もがんばりたいと思います。