一般質問1日目

12月議会、今日からは一般質問。今日は私も気になっているテーマが多くてとても参考になった。
2学期制は、私もぜひ取り組みたいテーマ。2学期制と学力低下は何の関係もないと思うので、2学期制にした理由がわからない。サマースクールだって、なんだって3学期制でだってできるし、1年間のほんの数時間で本当に学力を上げようと思っているのだろうか。そして何度でも言うけれど、学力は本当に下がっているのか。そもそも学力って、何でしょうか。100ます計算が速くできること?なんだかあんまりうれしくない。

今日の答弁の中で、2学期制にしたことで、通知表が2回になったことに対して、学校によって長期の休みの前に学習評価を出すなどして工夫をしているという。先生にしてみれば、3回の通知表が4回になったということになる。

そもそも、現場の先生からの要請で、通知表を2回にして仕事量を減らしたい、というのも2学期制導入の建前の1つだったはず。2学期制になって、先生たちの仕事量はどうなったのか、ぜひ現場の声を聞いてみたいものです。

2学期制だろうと3学期制だろうと、子どもたちの学びと暮らしを考えれば、少人数制を取り入れるほうがよっぽど話が早いと思う。私は、学力向上よりも学校でしか学べないこと、地域の中の多様な人々と関わりあり、なにかを決めたり譲ったり、時には仲間に、時には1人ですごす術を体得することを学校に期待しています。「みんな違ってみんないい」と暗唱するのは簡単だけれど、それを実際の暮らしでやることは、とても苦しく難しい。それでも、「みんな違う」を何とか受け入れて許していく、そうしたことが子どもたちに伝わるような、きめ細かい(目が行き届きすぎるのもどうかと思うけれど)対応を先生たちができるように、そういった意味でのゆとりのある学校になってほしいと思います。大人数をいっぺんに同じ方向へ向かわせるには「許さない」のが一番簡単。どんどん教育が「許さない」ものに移行しているようで、とても危機感を感じています。

世の流れは2学期制、中高一貫校、小中一貫校だけれども、なんだか意味がないのなら3学期制に戻してしまったら?と思います。

もう一つは気になった質問は合併問題。「どこに問題があるから合併するのかを市民にはっきりと示さないと、合併する意味を市民が理解できない」という趣旨(だったと解釈しております)の質問でした。答弁で、特にはっきりとした理由はなさそうだというのがわかってしまって、それぞれエリアでしっかりと足元を見つめて、地域の特徴に合った政策を進めていくのがいいのではないのかしら、と改めて
思いました。

夕飯は、先日から子どもたちにお願いされていたカレーをどっさりと作りました。
ほんとに、この人たちカレーが好きです。「ママのカレーが一番おいしい」というからつい作っちゃうんだけどね。

一般質問1日目”へ2件のコメント

  1. smat より:

    合併
    合併を「自治」を基底に考えるため、議会主催の市民フォーラムを開いて下さい。「市民が主人公」です。特例債が主人公ではありません。

  2. 佐々木ナオミ より:

    Unknown
    smatさま

    そうですね。お金の問題じゃないんですよね。暮らしの質の問題としてとらえたいと思っています。

    たとえば議員の数。

    合併したら議員の数は当然減ります。そして経費が削減できるといいますが、いまでさえ、この小田原で、こんなにもたくさんの課題があるのに、もっと広くなって、さらに代弁者も少なくなったら、小さな市民の声はどこに反映されるのでしょうか。声の大きいものばかりが形になっていくのではないでしょうか。

    削減するなら議員報酬を少なくすればいいと思います。議員の数はむしろ増やすべきです。
    さまざまな立場の様々な代弁者どうしの議論が、市民自治を作ります。

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