たばこ、たばこ

 3月議会が始まり、平成21年度の予算についての審議が始まりました。景気の悪化などから法人税の収入が大幅減の見込みで市税の収入は昨年の約半分14憶減り、それを補うために市債(借金です)は13億の増。全体では554億円の予算編成になっております。

 ところで気になるたばこですが、たばこ税の税収は昨年に比べて約13%減りました。これについて、市側からの説明は「タスポの導入で、たばこの売り上げが落ちたから」というものでしたが、ちょっと待てよ。
タスポって、未成年者がたばこを買わないために導入されたものだと思うのですが、ということは、今まで、たばこの税の約1割は未成年者の喫煙に支えられていたってわけだ!つまり、未成年者の喫煙に小田原市は1億円も支えられていた、ということですね。

6日は予算委員会で「小田原市まちをきれいにする条例」の改正案が出されました。
中身はポイ捨て禁止から、新たに歩行喫煙、深夜花火、落書きなどを禁止し、小田原駅前周辺を「環境美化促進重点地区」に指定し、これを破ると2万円の罰則があるというもの。これまでも罰則はありましたが、基本的には抑止力的な意味合いで、実際の検挙実績は0件です。

改正案はとにかく題名が長い。「小田原市きれいなまちと良好な生活環境をつくる条例」ていうのですが、覚えられないんじゃないのかしら。
それよりも、中身を市民に広く知らせること、特に花火や落書きは子どもたちにも関係があるので、学校などでワークショップを開くなどして、子どもたちにルールを理解してもらうことのほうが重要なのではと思います。

この条例に対して、これに対し、「ボランティアのパトロールを強化して罰金を取れ」や、「現在重点地区に公設で2か所、商店街の設置で60か所ある灰皿をもっと増やせ」との意見も出ました。

私としては60か所って結構多いと思うし、町がきれいにさえなれば、受動喫煙や
子供たちへの影響、健康への害や、未成年者の喫煙の問題はどうでもいいってこと?と疑問を感じ、「条例はいいけれども、これ以上、灰皿を増やすのはやめていただきたい」とさらに発言しました。

もちろん、たばこを吸いたい方の気持ちもわかるし、それにはきちんとした喫煙場所を、それも出来れは喫煙室をつくってほしいし、灰皿を置くよりも、携帯灰皿をもって、自分のゴミは自分で持ち帰るのが、大人のマナーという気がします。
それから、吸うときにはぜひ「吸ってもよいですか?」との周りの方への配慮も、お願いしたいものです。

ところで、今話題の神奈川県の受動喫煙防止法の素案では、よく見てみると屋外の喫煙には言及していないのでした。うーん、なんだかよくわからないぞ。

たばこ、たばこ”へ3件のコメント

  1. smat より:

    受動喫煙
    私も長年の喫煙人生を、3年ほど前にやめたばかりで偉そうなことは言えませんが、たばこはやめた方が間違いなく良い。個人の嗜好の自由などという問題ではない。
    毎朝、ゴミ拾いをやっていますが、吸い殻の散乱はすごいですよ。回収して我が家の車庫のボックスに保管するのですが、吸い殻の臭気はすごい。車庫じゅうタバコの匂いが充満して、我が愛妻の「ゴミ回収運動絶対反対」を防衛するのに苦慮しています。
    市議会ロビー横の「喫煙室」は止められないのですか。あそこの臭気もひどいですよ。生命の危険はないでしょうが、痛く不愉快で、市議会の傲慢ぶりを感じさせるのではないですか。時代の最後尾について行くのが代議者の努めとは思えません。

  2. Unknown
    ちょっと太っていると
    「自己管理ができていない。信用できない」なんて言われますが、そう言う人がスパスパとタバコ吸っていると腹立たしく思います。
    気持ちよくタバコ吸っているのを胸を張っているのは、文句無いですが「依存しているのは○○だから。やめたいのにやめられない。タバコ吸わない貴方がうらやましい」なんていう人も腹立たしいです。

    捨てる捨てないじゃなくて、吸わせない。売らない。
    そんな、ソモソモ論。どこに行ったらできるんでしょうかね…。

  3. 佐々木ナオミ より:

    Unknown
    いまさらのコメントでなんですが…

    smatさま

    まあ、吸いたい人の気持ちも分からなくもないので、分煙という意味では評価すべきことでしょう。ただ、もう少し、性能のよい分煙室をそれこそたばこ税が10億以上あるのですから、作ったらいかがでしょうか。
    あの部屋は、愛煙家たちの集いの場となっているようで、集っている皆さんはなんか楽しそうですけどね。

    煙草も犬の糞と一緒で結局はマナーの問題だと思うのです。それなのに、取り締まりを強化されて、私たちの自由がなくなるのは勘弁してもらいたい、と思うのです。

    おしりえくぼさま

    ごみと一緒で、製造者責任というものもあると思いますね、煙草に関しても。タスポが導入されて、コンビニでたばこを買う人が増えているようで、未成年者をたばこの害から守ることはちょっとは進んだといえるのかしら。

    そもそも論。ぜひ今度ゆっくりやりましょう!

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