お茶畑の草取り
午前は足柄農の会主催のお茶の会で草取りをした。
5月にお茶摘みをして、無農薬のお茶を頂く。その代わりに、茶畑の手入れにも参加するというもので、今年で3年目になります。手摘みの、無農薬のおいしい新茶がのみたい一心で参加しています。作業もおしゃべりしながらでとても楽しい。私にとっては絶対はずせないお楽しみのひとつです。
草取りの作業は年3回、どれか一回を選ぶのですが、毎年この時期を選んでいます。
土には這いつくばって、草を根こそぎ取りながら進んでいくのですが、はじめてきたときと比べると、土もほんとにふかふかで手で草を引っ張ればすぐに抜けるし、草の量もぐっと少なくなってきたと思います。人の手と自然の持つ力とのすごさを実感します。
おしゃべりも楽しみのひとつ。農の会の人たちは、おいしいものに対する探究心が旺盛で、いわゆる「グルメ」とはちがう、いのちの素としての本当のおいしい話はどこまでも続いて面白い。今回のメインは、発酵の話でした。
先日お友達のNちゃん酵母の本を見せてもらったので、グットタイミング。今年こそ柿酢を成功させよう!りんご酵母も作ろう!と食いしん坊心がむくむくと湧いてくるのでした。でも、そんなひまが今年の私にあるだろうか、と一抹の不安。笹鳥さんは「ないですね」と一言。
草取りが終わってから、温かい今年の緑茶を飲む。草のにおいとすんだ空気と。まさに森林浴と言うか、土のエネルギーをもらったというか。からだが軽くなって心も洗われるようです。
やはり土といのちがつながる循環の中に自分の身を置くのが、人にとっても一番心地いいことなのかもしれない。