西野博之さんの講演 ~みんなで創る小田原の未来~
12月14日(日)
小田原で、NPO法人フリースペースたまりばの理事長 西野博之さんの講演にうかがいました。
主催は、不登校の子どもと親の支援を行う「トーキョーコーヒー鴨宮flowers with ゆりゆりルーム」さん。
かつて28年も前、学習塾を立ち上げた時に最初に来てくれた生徒さんは不登校。そこから、不登校の子どもの居場所に取り組んでいる「たまりば」の西野さんの存在を知りました。
そして、初めての子育てで「良いお母さん」と言うプレッシャーが苦しかったとき、助けてくれた育児雑誌「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」の編集委員として文章を寄せていらしたのも西野さん。
西野さんの「子どものありのままを受け入れる」「生きていてくれてありがとう」のメッセージを子どもたちに、という言葉に、どれほど勇気をもらったか。
そして、この国の政治が、子どもを制度に合わせることで、子どもらしさを失わせている。子どものいのちの方へ、制度や仕組みを引き寄せる必要がある、という西野さんと同じ思いで、政治の世界に足を踏み入れました。
わたしの、政治、教育、そして子育ての原点を、今も変わらずたくさんの悩める大人や子どもたちのために語る西野さんの姿に、わたしもたくさん勇気づけられた講演会でした。
「子どもまんなか」とか、「子どもの権利」とか「インクルーシブ」とか、やっとこの国の政治も、西野さんの理念を大事にし始めたけれども、まだまだ、現実の政策は、そうはなっていません。
それどころか、カリキュラムが多すぎる、学ぶことも多すぎる、子どもたちはいつでも大人の目の届くところで、事故がないことが最優先の空間で、狭苦しく過ごしています。
多様な子どもたちが安心できる施策は、予算の都合で進まず、教育格差が子どもたちの未来を狭めています。
不登校が全国でなんと35万人。
子どもの自殺も増えているこの国。子どものいのちをまんなかにする政治を作って行かねば、この国の未来はありません。
「『生きていてくれてありがとう』を届けよう!





