3月4日、2025年度の予算案の採決が衆議院で行われました。

3月4日、2025年度の予算案の採決が衆議院で行われました。
自公提案の修正案に、立憲民主党は反対しました。

元安倍派の会計責任者の参考人招致を拒み、政治不信の根源である「政治とカネ」の問題に向き合おうとしない与党自民党の対応により、何度か中断した予算委員会審議。
その中で見えてきた様々な問題。
特に高額療養費の負担上限額の引き上げを、当事者の皆様からの悲痛な声を聞くこともなく進めたことは大問題です。また、物価高対策として、提案したガソリン減税は否定され、さらに、高校の無償化、学校給食の無償化に加え、私立高校の加算額の引き上げ、中学給食の無償化も盛り込まれていません。

私たち立憲民主党は、提案している政策の実現に向け、財源確保に取り組むため、「本気の歳出改革」作業チームを立ちあげ、多額を積み上げていながら事業実施が進んでいない必要性の低い1兆円もの基金や、根拠のない予備費から、3.8兆円を発掘して、いのちや暮らしを守るために提案した政策の実現を求めましたが、予算委員会では、立憲民主党が提案した修正案は否決されました。

その後、本会議での採決。
本会議では、自公提案の予算修正案に、維新が加わり賛成多数で可決されました。

野党が団結すれば出来たはずの問題解決が成されなかったことは残念ではありますが、これまでにない緊張感のある予算委員会が行われたこと、これにより、29年ぶりに、政府提出の当初予算案に修正がなされたことは、与野党拮抗の政治の大きな成果です。

高額医療費の上限額の引き上げの凍結、教育の無償化、そして政治とカネ。裏金問題の再調査を含めた原因の解明と、企業団体献金の廃止などなど、引き続き取り組まなければならない課題は山積です。

予算審議の舞台は参議院へ、衆議院では政府提出の法案の審議が始まります。
今後もぜひご注目ください。

新年度予算案衆院本会議で可決国会での修正は29年ぶり | NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250304/k10014739381000.html

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