12月の一般質問、子どもたちのあそびばについて
子どもたちの遊び場が少ないという声は、市内の様々な場所で聞きます。学校の校庭は様々に制限がある、小さな子のいる公園は小学生にとっては居心地が悪く、有り余る体力を発散できません。道路では危ないし、自宅から遠くては日常の遊び場とはなり得ません。子どもから遊びを取り上げてしまってはダメだと思いつつ、あれもダメ、これもダメと言わざるを得ない現状にジレンマを感じながら、室内遊びを容認しているお母さんも多いはず。
子どもたちの心の問題や基礎体力の低下が議論される中で、遊び場の少なさが大きな要因になっているのではと私は思います。子どもたちの遊び場や居場所の現状、また新たな遊び場の確保について質問をしました。
小田原市の都市公園は、1人当たりの面積は、全国平均の8.9㎡を大きく下回る3.98㎡。ここ2年で遊び場は少し増えたというものの、市民の実感としてはまだまだ不十分。とくに、中心市街地では子ども達の遊ぶ場所がないとの子育て世代からの切実な声をたくさん聞いています。
そこで、私は、例えば、現在施設立地の検討が進められている、小田原駅前の再開発事業に、思い切って子どもの遊び場をいれたらどうかと提案しました。市長の案として子育て支援センターなどということは言われていますが、もう一歩進んで、例えば、東京都の児童会館や浜松市の子ども館などを参考にして欲しいと要望し、更に、現在は空き地となっている(仮称)城下町ホール予定地を、子どもの遊び場として暫定的に開放するなども、緊急対策として検討すべきと提案しました。
例えば、マロニエのラッコ広場などは、無料の駐車場があるため行き易いことや、近くに大型店舗があるので、買い物のついでに寄れることで、市内のあらゆる地域から遊びに来ているようです。子育て世代が小田原に定住していく事は、まちづくりの大きな課題のひとつです。子育てしやすいまちづくりは地域の活性化にもつながるのではないでしょうか?
現在行われている「小田原駅・小田原城まちづくり検討委員会」でも、子育て世代の視点を是非盛り込んでほしい。市長がいう「子育てするなら小田原だよね」となるよう、まちづくりに子育て世代の視点をしっかりと反映させるべきです。
写真は青山にある東京都立児童会館。楽器を自由に弾いたり、工作をやったり。屋上はローラースケートもできます(貸靴無料!)。小田原市にローラースケートができるところって、どうやらないようです。