コロナ感染症〜医療崩壊を防ぐために
9月14日に行われた、私が所属する会派「立憲民主党・民権クラブ」を代表して行なわれた赤野たかし県議による代表質問のコロナ関連についてレポートします。
「地域療養の神奈川モデルと市町村との連携について」
県では、自宅療養者の健康観察を地域の医師会に委託し、地域の「医療関係者と連携」して医療的観点から自宅療養者を支援する「地域療養の神奈川モデル」を行っています。今年3月から藤沢市で先行実施され、小田原市真鶴町湯河原町でも9月1日から始まっています。
この事業は、現在、7地域12市町村で実施されていますが、導入されている地域は県内人口のわずか2割程度。病床不足が問題になる中で、さらに広げていくよう、強く求めました。
また、現在、海老名市などの9つの市町村と、県とが連携して実施している「自宅療養者への生活支援事業」の拡大も要望しました。先日真鶴町が県と覚書を提携しましたが、ぜひ小田原市にも、積極的に導入をしてほしいと思います。
「救急搬送困難事案」について
「医療機関に受入れ可能かどうか4回以上照会」し、救急隊の現場到着から、搬送開始まで30分以上かかった「救急搬送 困難事案」は、県内3指定都市では、8月30日から9月5日までで354件であり、前年度より273%も増えています。また、このうち、37度以上の発熱などの症状があり、コロナ感染が疑われる事案は246件 とのこと。
コロナ感染症の病床は、これまでずっと拡大してきていますが、この事実からも、今後の感染拡大を見据えて、さらに増やさなければならないことが分かります。
現在新規感染者数は減ってきているとはいえ、変異株による再度の感染拡大やワクチンが効かないブレイクスルー感染に備え、病床と医療人材の確保にさらに取り組むべきと訴えました。