教科書の怪
下の息子が無事に入学を迎えました。と思ったら、次の日は嵐の中集団登校。
あまりのひどい風と雨に親子ともどもびしょぬれ。根性で登校するのはいいけれど、あれだけの嵐だと、ちょっと危ないのではないかと思いました。「風速何メートル以上になたら休校」とかないのかしら。
さて、もらってきた教科書の表紙を見てみると、なんか見慣れない1文が書いてある
「この教科書は、これからの日本を担う皆さんへの期待を込め、国民の税金によって無償で支給されています。大切に使いましょう」と。
うーん、間違ってはいない。無償なのも本当だし、それが税金なのも本当だ。
出来れば大事に使ってほしい。
でも、なんだか変な感じがする。なぜだろう。
単純に言うと、「恩着せがましいから」だと思う。
教科書を無償で支給するのは公教育の当然の役目。なぜいまさらになってわざわざ書く必要があるのだろうか。上の子のを見てみると2年前のものには書いてない。それとも最近になって、急に大事にしない子どもが増えたとか。出版会社によって、書いてあるものと書いてないものがある。会社の方針何だろうか。
教科書は勉強に使ってナンボのものだし、1年使えば、ふつうは汚くなる。
いろいろ線が引いてあったり書き込みがしてあったり折ってしるしをつけたりと、十分に使いこんだほうが勉強にもなるし、写真にひげを落書きをするのが子どもってもんである。逆に、よく女子でヤケにカラフルに美しく使ってあったりするけれど、「美しさ」に比重がかかっているのであんまり身にはなっていない場合が多い。不良は「夜露死苦」と書くかもしれないが、それは、教科書以前の問題。1年経っても新品のまま。それはそれでかなり心配。
公教育でどの子どもにも等しく高い水準の教育を保証すること、また日本中どこへ行っても同じ水準の教育を受けられることが、国の役目だとわたしは思います。
そんな単純なことさえも守れていない日本の教育の現状。国民の大切な税金なんですから、日本政府こそ、ちゃんと使い方を考えることのほうが、まず先だと思いますが。
これも「茶色の朝」の1つじゃないかな。
“教科書の怪”へ3件のコメント
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Unknown
小学一年生に期待を託す日本政府…
自分の理想を一方的に主張する大人ばかりなのは政治も平和活動も環境活動も一緒ですね。
そんな大人に構ってあげる親にもクリスタルチルドレンにも感服します。
疲れたら休んで下さいm(ーー)m
いやな気分
いやはやびっくりです。
この warning を書いた方の精神構造?思想?感性?魂?品性?ーーどうなっているんだろう。
日本人はここまで来てしまったのか。こんな人が「日本を担う」のだろうか?
Unknown
シュンスケくん
辛口のコメントありがとう。
わたしは、「子どもに教育をすればいい」という考え方がそもそもあんまり好きでないんです。とにかくいろんな問題や困ったことを、全部子どもに投げつけるように「教育する」ことで、なんかストレス解消というか免罪というか。
教育って何だろう、というのが私の教育問題の一番の根っこにあります。
クリスタルチルドレンかあ。
また新ネタ仕入れちゃったんだね。
smatさま
そうですね。なんだかどんどんダサイことになっていますね。センスがないというか。まさに戦前的センスですね。もう、ギャグにでもするしかないですね。