市立病院不明金問題で、議会が全員協議会を開きました!!
8月に発覚した市立病院の窓口での盗難事件で、市の職員が逮捕されました。
その際は6万円の被害額、さらに不足しているお金があるらしいとのことでしたが、
10月末でその不足額は240万円にも上ることが判明、市は警察に改めて2回目の被害届を出しました。
昨日は午後4時から、議会として全員協議会を開き、市長、副市長をはじめ病院の事務方を担う経営管理部、職員課、企画部に説明を求めました。
そもそも、なくなったお金は、窓口がしまっている夜間や休日の診療で精算ができないときに、一時金を患者から預かり(なので、「預かり金」と呼んでいます)後日、患者が再度病院に精算にきたときにお返しするもので、預かり金は一時的に金庫に保管されています。
が、精算に来ない分がずっとおきっぱなしになっていて、古いものは平成10年のものから置いてあり、その中身は預かり金が発生した1ヵ月後と1年後しか中身を確認せず、つまり、たとえば平成10年の8月のものなら、9月に確認しその1年後に確認した後は、そのまんま袋に入れておいてあった、というような状態で金庫に保管してありました。
金庫は知っている人ならだれでも開けられるようになっているので、今回の犯人のように、夜間他の職員がいない時間にきて、部屋の鍵を開けられれば、病院の経営管理部の職員(今回の犯人は以前経営管理部にいた)ならだれでも取れる状態になっていました。
犯罪は悪いことだとしても、公金を預かる市がこんなずさんな管理をしていて、これまで誰もチェックを入れなかったということに、とにかく驚きます。
前回の決算委員会では、このお金が簿外、つまり、帳簿に入っていないので、それだけの帳簿はないから調査が出来ない、とか警察に書類が行っていて見せられない、ということでしたし、事件は今年起こったことで、決算は来年になることから、この件についての調査は出来ない、来年度しっかり調査をしよう、という結論になりましが、やっぱり帳簿はあったのか!!と怒り心頭。
昨日の説明では、市はまるで被害者のような発言、もしかしたら、また新たな逮捕者が出るかもしれないこと、犯罪は悪いにしても、そうできる状況を作っていたことに対する緊張感がいまいち足りないような印象を受けました。
昨年の手当ての過払い問題でなぜ全体的なチェックが出来なかったのかも気になります。
学校の成績表の間違いや放射能の問題、農政課職員の逮捕など、とにかくここ数年不祥事続きの小田原市。
ちゃんとしましょうよ!仕事は!信頼がなくなったって、市民は税金を払わないという選択は出来ないのですから。