県議2年目スタートにあたり

県議会議員の選挙とその後の議員生活は、ニュースの発行などで折々にお伝えしてきましたが、この1年は私にとって怒涛の日々でした。しかもその締めくくりとなる年度末の今、新型コロナウィルスで私たちの命が脅かされ、日常生活の危機に直面する事態になっています。

「感染爆発」を押さえようと、3月26日には神奈川県を含む1都4県知事から週末の外出自粛の呼びかけがありました。週末の人出は抑制されたようですが、感染の広がりは拡大する一方です。だれもが自分ごととして注意深く日常を過ごすことが求められています。

3月25日、県は新型コロナウイルス感染症の拡大を見据えた現場起点の医療体制「神奈川モデル」を発表しました。

「患者が大幅に増えた際、治療の必要な方に適切な医療を提供するとともに医療崩壊を起こさないため」(黒岩知事臨時記者会見)ということです。

神奈川県ホームページ http://www.pref.kanagawa.jp/より

 

そして、4月1日の臨時記者会見では「神奈川モデル」の重点医療機関として「県立足柄上病院」「県立循環器呼吸器センター」「国立相模原病院」の3機関からの協力が得られたと発表がありました。

私たちの住む県西地域の足柄上病院の役割が大きくなり、機能の充実が期待されますが、先日の厚生常任委員会での質疑のなかで、医療現場でのマスクや消毒液など備品の確保、さらには、防護服の確保も厳しい状況であることが明らかになっています。

日々変化激しい状況の中で、医療現場の皆さんのご負担・ご努力に対応できる体制づくりの強化を、今後も県に求めていきます。

感染拡大を受け、暮らし全般に影響が出ています。終わりが見えない状況で、子どもたち、とくに障がいを持つ子どもの心や体への負担も増しているのだろうと、心配せずにはいられません。国の対策とともに神奈川県においても、一番困っている人たちの立場、弱者への視点から、支援が行き渡るよう見ていきたいと思います。

志村けんさんのご逝去によって、健康な若者たちにも感染への危機感が生まれ、自覚的な行動にもつながってるという声も耳にしました。昭和のお笑いのヒーローが遺してくれた貴重なメッセージとして、大切に受け止めながら、ご冥福をお祈りします。