新中心市街地活性化計画
今日は建設経済常任委員会でした。中心市街地活性化計画とお城通り再開発がテーマ。
中心市街地活性化計画とは国が定める中心市街地活性化法の改正に基づき、市が新しく計画をしているまちづくりの計画案です。小田原でも鴨宮方面の大型店舗の影響もあり、中心市街地の商店街はとても厳しい状況にあります。この衰退を何とかするために、この計画で商店街の活性化を国の援助をもらって何とかしようということなのです。そのため計画案をまとめ国に提出します。
中心市街地活性化のためには人口増ということで、計画の中にはファミリー層(つまり私達子育て世代)が定住するよう、ファミリー向けのマンションを建て、分譲するということが書いてありますが、子育て世代が住みやすくなるような、道路の整備や街なかの公園、共働き家庭のための保育園の増設などは特に書いてありません。中心市街地は子育てしにくい、子どもたちが遊べる場所も少ない、子どもを預ける保育園も十分とは言えません。マンションはここ数年建っていますが、それによる人口増や商業振興があったのかをまずは調査すべきと発言しました。
すでに市民に向けたパブリックコメントなども終わり、24日には協議会の設立も。この110ページにもわたる計画案を読んで理解して意見を言う、というのはかなりハードルが高い。協議会の中に、暮らしている人たちの現状や、まちをよくしていきたいという思いがどこまで反映されるのか、そのためには、協議会に市民がしっかりと参加する仕組みが必要だと私はおもいます。現状では商工会議所と公益事業協会が主たるメンバー。ここで決決定された団体などが、下部組織の形で、必要に応じてオブサーバー的に参加できるということです。この仕組みで、どこまで市民の実情が反映されるのか。これまでにない新しい発想で協議会を運営すべきだと思います。
市長選が迫り、計画案の目玉でもあるお城通り再開発と城下町ホールがどう動くのかも不透明な現状。市長選が終わってからでも決して遅くはない。提出期限もないとのこと。なのになぜそんない急ぐのか、疑問です。
財政難の現状で自治体としての体力が問われています。わたしたちの町のこと、しっかり考えていきましょう。
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無定見な自治、無定見な民活
委員会はどうしても傍聴できなかったのですが、昨日「報国事項資料」をコピーしてきました。産業政策課の報告「基本計画(案)」については、素案の段階でコメントを出しましたが、素案とは言えひどく杜撰なものでびっくりしました。この町が、商業者が、市民が、冷たい風をひしひしと感じているのに、こんな無定見な「申請補助金行政」はやめてもらいたい。
広域交流拠点整備課の再開発事業の報告も、予想したことの以上でも以下でもありませんが、これもまさに無定見な、自治放棄の民活行政です。職員のみなさんは、本気でこの施策を実施しようと考えていられるのでしょうか。この施策が、何を生むのか、何の市民利益があるのか、何の市政への貢献があるのでしょうか。この施策は絶対にダメです。市議会のチェック機能を発動して下さい。