支所11箇所廃止!コンビニエンスストアと郵便局で、窓口業務の代替えは大丈夫か?

6月議会では、現在16箇所ある支所の窓口とそれに併設する生涯学習センター分館を来年3月で廃止する条例案が賛成多数で可決されました。

今回廃止される支所は大窪、早川、上府中、豊川、下曽我、曽我、片浦、中央連絡所、国府津駅前窓口コーナー、酒匂窓口コーナー、桜井窓口コーナー。

この件について発表があったのが昨年12月。それからたった半年で、廃止を決定。まだまだこの事実を知らない市民の方が多い中で、あまりにも乱暴な廃止なのではないか、との理由で、私は条例案に反対しました。

市は、将来的な財政状況が厳しいなかでの行財政改革として、施設の再編(統合や廃止)の検討を始めています。そのなかで、老朽化の著しい支所や生涯学習センター分館を建て替えるのは、利用状況を考慮すると難しいとのこと。
一方で、公共マネージメント計画策定に伴うワークショップのモデル地域として豊川地域や曽我地域が、まさに地域に存在する公共施設についてを議論している真っ最中に、支所の廃止が発表されたことに対する違和感の声も上がっています。

地域の公共施設がなくなる、というのは住民にとっては大きな問題です。不便になるだけではなく、行政そのものとの距離ができ、見えにくくなることでもあります。住民の思いを無視した形での事業の進め方は、行政への不信感を招くことにつながるのではないでしょうか?

地域住民への丁寧な説明と理解、支所廃止に伴う不便への対応策、コンビニエンスストアや郵便局の窓口サービスが実際にスムーズに運営できるのかどうかの確認作業などを行うとともに、利用が少ない窓口から段階的に廃止していくなどの柔軟な進め方をすべきと訴えました。

ちなみに、同時に廃止される生涯学習センターの分館については、上府中と豊川に関しては「生涯学習施設」としての機能の廃止後は、建物をざんての利用について今後地域とともに検討するとのこと。