戦後80年の今年も、「8月15日を考える会」を開催します
直前の告知になってしまいますが、戦後80年の今年も、8月15日を考える会を開催します。
第一回目を開いたのは20年前。当時はまだ政治家ではありませんでしたが、小さな子どもを連れて、友人に誘われて参加しました。
あのとき、発起人であったみなさんは、小田原で活発だった市民活動で活躍する、尊敬する先輩方ばかり。
その中には、亡くなられた女性史研究家の宇佐美ミサ子さんや、建築家の松本茂さんもいらっしゃいました。
戦争体験者である皆さんから、当時、二度と戦争は嫌だという切実な思い、そして、終戦と共に、それまでの常識が180度ひっくり返り、国家が言ってきたことはなんだったんだ、と絶望したこと、だからこそ、まともな民主主義が大事なんだ、ということを、それぞれの言葉でお話しされました。
先輩方の思いを、果たして引き受けることができるんだろうか?そして、手を引く子どもたちにそれを手渡すことが果たしてできるんだろうか?
重い宿題を、ドサっと手渡されたような感覚が、今わたしの原動力の一つとなっています。
この間20年、8月6日の広島、8月9日の長崎の原爆投下の日、そして8月15日の終戦の日と、戦争の加害と被害を見つめ、平和構築の難しさ、平和とは何か、そして、平和を作る政治を、私たちはどうつくれるのか、毎年テーマを変え、参加の皆さんと考える時間を作ってきました。
戦後80年の節目の今年、参議院選挙では公党の候補者が「核武装は安上がり」という、あまりにも軽すぎる言葉を発しているなか、テーマは、やはり「核」
長崎大学の中村桂子准教授をお迎えして、核兵器廃絶の現場で今起きていること、そして、核兵器の廃絶は、単なる「理想論」に過ぎないのか?を皆さんと考えます。
中村さんを講師にお呼びするのは2回目。松田町ご出身ということもあり、私たちの地域ゆかりの方で、核兵器禁止にかかわる専門家であるのは本当に心強いです。お話も大変にわかりやすいので、「そうは言っても、核抑止力って必要なのでは?」と不安に思う方、ぜひいらしていただきたいと思います。
わたしは実行委員の1人として、司会を仰せつかりました。
皆様のお越し、お待ちしております。
お問い合わせ&申し込み先
090-2427-5526(うえだ)