委員会で修正案を提出しました!

9月議会が始まり、先週の金曜日は委員をしている「建設経済常任委員会」が開かれました。
今回は「お城通り再開発」の土地取得のための債務負担行為が補正予算に出されました。
つまり、この建物が立つ予定の土地はまだ半分くらい小田原市のものではないので、この土地をローン(債務負担行為)で買うことを市側が提案したのです。この補正予算が通ると、議会としては建物が建つことを了解したということになるので、まさに正念場という感じでした。
行政側も気合が入ってます。傍聴者も多くなると見込んで、いつもの会議室より大きい部屋で行われました。
今回、委員会の委員の中では私だけではなく、これまでの委員会でも各委員それぞれに疑問を投げかけていました。また、市民の方からも、「この計画は中止してもらいたい」という声が、どんどん高くなっていました。その証拠に、委員会前日に何と6件もの計画の見直しを求める陳情書が出されました。中心市街地の商店街からのもの。地域商店街はラスカができてさらに売り上げが落ち、今回の開発が進めば、ラスカ以上の商業施設ができるわけで、さらに追い打ちをかけてしまう。市の土地なのだから、もっと公共性のあるものをというものでした。そこで、委員会で副委員長を務める杉山委員から修正案を出す提案があり、私と安野議員の3名の連名で、この債務負担行為を補正予算から削除する旨の修正案を提出しました。委員会では多数決で可決されました。
なんと、どうやら市長提案に修正案を出すなんてことが、そのうえそれが可決されるなんてことが、どうやら初めてのことらしい。場を仕切る委員長も「初めてのことだから脂汗かいたよ~!」と言いながら、汗をぬぐいまくっていました。そして、各委員とも緊張の面持ちでした。さすがに終わった時にはみなさん「疲れたー!」とおっしゃっていました。私も疲れた!でも、なんだかいい仕事した後のさわやかな疲れでしたね。特に提案者だった杉山議員、本当にお疲れ様でした!
 さて明日の金曜日は本会議でこの修正案が委員会提案され、議会の場ではかられます。いまのところ情報によると可決されるか否決されるか瀬戸際の状態のようです。でも、先輩議員の方が「結果じゃないよ!修正案出すことに意味があるんだ!」と熱く語っておりました。私も、そう思います。市民の声を市民の代表者としてしっかりと表明していく。ほんとうに、いい経験をしました。
皆さん!14日の金曜日は傍聴のしどころですよ!ぜひいらしてくださいね!

委員会で修正案を提出しました!”へ5件のコメント

  1. 下堀Q より:

    修正案賛成
    修正案を全面的に指示します。
    小田原市政における画期的な出来事です。
    本件に関する説明会にも参加しましたが、全く要領を得ない説明で到底納得できるものではありませんでした。大体、市の事業を業者が説明すること自体全く理解できませんでした。証券化ということも出てきましたが、何故その必要があるのかも全く理解できません。
    コンベンションホールとしての機能が必要であればスパウザでも借り上げて行えばよいのです。市民のための会議室等が必要なら、小田地下を改造すれば十分です。
    お城通り再開発にしても、城下町ホールにしても、業者の言いなりで事が進められている印象を否めません。
    佐々木議員のご活躍を期待します。本会議でもがんばってください。

  2. 佐々木ナオミ より:

    Unknown
    下堀のQちゃんさま
    お久しぶりです。

    ほんとうに、おっしゃるとおりです。
    私もたくさんの市民の方のお話を聞きましたが、「どんどん作ってほしい」という声よりも不安の声をたくさん聞きました。

    明日の本会議、がんばります。

    さて、誰が賛成し、誰が反対をするのか、
    市民のみなさんがしっかりチェックをしていただきたいと思います。

    50年後の責任をもった判断が下されることを祈ります。

  3. 本町じじい より:

    反対するのは簡単・・・
     難しいのはみんなに賛成してもらえる代替案を示すことです。
     それができなければ、いくつかの問題点や、リスクがあっても、この案が、ベターということになるかもしれませんよ。
     今も、駅前のその土地は、土地開発公社が金融機関から金を借りて、保有しているわけですよね。金利が上がったら、市民の負担は大変なものになるわけです。
     先送りは税金の無駄です。その辺も良く考えてみてください。

  4. 佐々木ナオミ より:

    Unknown
    代替案、いいですね。たとえばいくつかの市民グループに設計を書いてもらって、それを突き合わせて議論をしていく検討委員会を立ち上げるとか、市民参加の公開プレゼンをやって、そこで市民投票で決めるとか。
    市民参加で作るやり方はいくらでもあると思います。

    私だったら、中心市街地にない機能がある公共施設がいいほしいなと思います。今のサポセンが駅にあったら市民活動をしている人も使いやすいし、図書館もほしいですね。図書館の前に広い緑地や公園があって子どもたちが安心して遊べる遊具があったり(もちろん砂場も!)大人も子どももお年寄りものんびりと休憩をして、買物の途中にちょっと休めるスペース。お弁当やお茶を天守閣と緑を眺めながらのんびりといただけるような。子どもたちがローラースケートができるとか、ドッグランがあるとか。駅の保育園があったりしたら、働くママも助かるかも。買い物している人が一時預かりできるとか。

    そういうのがあったら、よっしゃもういっちょ、買い物行きますか(子連れの買い物はヒジョーに疲れるので)!と思うかも。

    私は専門家でないので具体的に設計などはできませんが、そういうコンセプトで、少ない予算でできるものならいいなと思います。だって、ほかにやお金を使ってほしいものが山積みなんです。

    市議になる前、私の家の近くのたった1つの広ーい公園が3分の2なくなってしまいました。ついでに遊具もほとんどなくなってしまいました。せめて砂場がほしいとママたちは嘆いています。
     あのとき、どうして市は債務負担行為でもしてこの土地を高く買い取ってくれなかったんでしょうか。事情はよーく分かっていますが、ふと思ってしまいます。

  5. 本町じじい より:

    ありがとうございます
     代替案をお示しいただいて、恐縮です。
     しかし、私としては、その案なら、駐車場のままの方が有用だと思います。
     また、駐車場より、開発案のほうがいいと思いますし、私のベストは、民間ディベロッパーに売却してしまうことです。それができないのなら、開発案が良いと思います。
     ご丁寧なレス、ありがとうございました。

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