9月議会の議案関連質問

9月議会が始まりました。
7日は議案関連質問。
補正予算で計上されている、栄町にある豊島邸の耐震工事等実施設計委託料について
わんぱくらんどの駐車場料金の改定にかかる条例改正についてを質問

豊島邸。
昭和16年に建てられた、歴史的価値の高い建築物を、市が寄贈を受けた。これは、生前から持ち主が亡くなった際に市に寄贈するために、「死因贈与契約」を結び、27年3月に市が所有することとなった。
歴史的建造物とは、昭和25年の建築基準法施行以来の伝統的な建物物件を指す、とのことです。
今回は耐震工事と、最低限のトイレ、展示室、玄関などを修繕するとのこと。
その後、民間事業者を公募して、カフェや貸しギャラリーなどで一般公開する予定。
こうした古く貴重な建築物を活かした事業に、ぜひ、いろいろな、民間のアイディアを提案してほしいです。公募の仕方は、広く市民や地域の方が参加する形のオープンコンペで選定したらどうかと提案しました。
そして、一つ、この修繕の時期ですが、事業者が決まってから、事業者と相談して行う形にすべき。弘前市でもやはり市所有の古民家をカフェにしているのですが、市が修繕の工事をした後に、事業者がさらに手を入れて、二重投資になってしまったという事例があるので、無駄をなるべく省く工夫をお願いしました。

わんぱくらんどの駐車場は、平成22年から指定管理となり、それに伴って駐車場の利用料をとっています。今回の条例改正では、現在510円の駐車場代を、市外の方は1000円に引き上げるというもの。そこで、あらためて、現在の駐車場の利用状況を確認しました。
平日は、市民の年間の利用台数は約700台、市外は約5000台。休日は市民は約6400台、市外は45000台。つまり、圧倒的に市外の方の利用が多く、レジャー施設としての使われ方をしているのです。
 しかし一方で、わんぱくらんどは「都市公園」であり、都市公園の市民一人当たりの面積は、全校平均10.3㎡、神奈川県平均6.9㎡より低い、5,3㎡。この数字には当然わんぱくらんども入っています。
小田原は自然豊かな地域でありながら、子どもがのびのびと遊べる公園がとても少ないというのが、子育て世代から多く聞かれる声です。であるなら、平日の市民利用は、子育て支援の観点で無料にしたらどうかと提案しました。
わんぱくらんどの維持修繕にはお金がかかるので、それに当てるためにご理解いただきたい、との答弁でしたが、年間約700台、金額にして35万円は公費で補填して委託料に上乗せしても、子育て支援策としての効果の方を優先すべきでではないかと思います。