熱海盛り土流出事故について

 昨日は、私が昨年12月に実行委員の1人として開催した、熱海盛り土流出事故の被害者の会代表・瀬下氏の講演会に参加した市民の方が、もっと多くの人にこの問題を知ってほしいと、私にお声かけ下さいました。新年の連休中で晴天、どんと焼きなどの行事もあった中、大勢の方がお運びくださり、この問題に関する市民の方々の関心の高さを実感!

 私からは、まず、被害者の会の方々の思いを明確にお伝えしました。
あの様な悲劇を二度と起こさない為に、一つは現・前土地所有者に対する刑事罰を明確に求める事。
二つ目は、今回の様な事態を許してしまわざるを得ない法制度の不備を変えて行く為に活動をするという事。

 又、小田原市内で土砂の度重なる不法投棄という事態を経験した早川地域の方からも実情をお話しいただきました。神奈川県には土砂条例がありますが、盛り土を行う際の周辺住民への説明義務範囲が狭すぎる為住民は危険を察知することができない。範囲を下流域にまで広げるべきと県に意見書を出して欲しい、と市議会に陳情し全会一致で採択された事。

 私からは、小田原市議会からの意見書も受け、立憲民主党・民権クラブがその必要性を県議会の代表質問で知事に問い、知事が年度内には対処を確約したので今後チュエックして行きたいと報告しました。

 しかし、やはり自治体の個別条例では限界があります。県を越えて移動する盛り土の「土」に関しては、廃棄物処理法の様に国の法律でしっかりとした全国的なルールを早急に整備して行く必要があります。

 ご来場の方からも多くのご意見をいただき、また、被害者の会へのカンパも行われるなど、盛り土問題は、これからも継続して活動して行くことの大切さを改めて思いました。