コロナ感染症対策〜県西地域に求められること〜

小田原市立病院 コロナ感染者が増え続ける中、小田原市立病院の重症患者の7割超が県東部からの搬送患者だという記事に接し、小田原市民にとって深刻な状況になってきたという感があります。

 小田原市立病院が、県のコロナ感染症重点医療機関に指定されている以上は、受け入れざるを得ない状況ですが、県東部での臨時医療機関を増やして活用するなど、なるべく域内での対応をすべきです。

 また、県西には宿泊療養施設もありません。この点は、わたしが当初からずっと県に要請しています。県も調査をしているが県西にはなかなか可能な施設(ゾーニングがしっかりできるとか、出入り口が2箇所確保できるとか)ないのだ、というお答えでしたが、改めて、設置すべきです。

 そして、子どもたちへの抗原検査キットの配布が決まりましたが、もっと、気になる人がすぐに検査が受けれるように、広く検査キットを配布し、濃厚接触者ではないが感染者と一緒にいたなどが感染が心配な方、症状が出始めの方、無症状者の方が自宅待機や療養施設でのみと待機ができるようにすべきです。

 などなど、多くの医療の課題は山積ですが、すべては、これまで政府が効率化の元に医療の縮小を行い、また医療従事者の待遇改善を行わずにきて、医療は人もハコも脆弱すぎることが、この医療崩壊の大きな原因だと思います。人々の暮らしと命に寄り添う政治が、今こそ必要だと、改めて思います。