消防長公文書改ざん事件、人事異動で決着か?

8月17日に新聞報道された、消防長による公文書改ざん事件。
9月1日付で現消防長は、防災部危機管理担当部長へと異動、事実上の更迭となりました。

先週22日にひらかれた総務常任委員会でこの問題について報告があり、様々な議員から、消防長は戒告、副消防庁は文書訓告、消防総務課長、消防総務課総務係長は文書注意という処分の内容について、厳しい質問が飛び交いました。

この事件は、新しい消防の被服の購入の検討で打ち合わせに出席した業者が書かれた会議記録について公開請求を受け、公開する際に業者名を削除した、というもの。
県西地域2市5町での消防広域化が今年の3月に始まったばかり。そうした中で、広域消防のまさにトップの不祥事。広域化した他市町との信頼関係を失いかねない問題です。

委員会では多くの議員からさまざまな質問が出て、細かい部分があきらかになってきました。

この文書はパソコンで作成されたものを印刷し、ファイルで閉じてあった。つまり、署内で使う文書として保存されていた。それを公開請求が出たので、消防長は「業者の名前が書いてあると混乱を招く」という理由で、削除して公開するように指示。その際、副消防長らは「公文書の改ざんにあたるのではないか」との指摘をしたが、トップの指示に従い削除して公開をした。

消防長は、メモなので、公文書にはあたらないという認識だったそうですが、市の職員として長く務めている人が、そういう認識でいたというのなら、さらに多くの人がそういう認識なのではないか?ちゃんと手引きがある、というが、多くの職員はそれを見ていないということか?また、長らく、こうした認識で仕事をしてきたのであれば、これまでだって同様なことが度々あったのではないか?そうすると、小田原市の公文書というものは、まるで信用がないということになるのではないか?

また、公文書公開の請求対象になった時点で、それは公文書に決まっている。その上、部下が、「公文書です」と言っているのにです。どうも報告を聞いていると、消防長は悪意はないけどうっかりしていて、これからはうっかりしないように気をつけるように、きつく指導した、というように受け取れるが、公文書だとわかっていて、部下のいうことも聞かずに、公開を指示したというのは、うっかりでも何でもない。そこまでして削除したいというのはどういうことなのか、理解に苦しみます。

この点については、現在消防の職員から、被服の購入に不正があったのではないか、との告発が横浜地方検察庁に行われています。職員課長は今回の消防長の処分について「不正行為はない」とうことを根拠にしていますが、改ざんとわかっていても削除したい理由について、もっと丁寧に調査を入れるべきではないかと私は思います。
今回のあらたな人事異動については、30日に行われる議員説明会で市長から説明があるようです。

今回の事件は、消防長個人の問題であるのか、それとも、消防組織全体の問題から起きたことであるのか、または小田原市役所全体の問題であるのか、これから議論をしなければならないと思います。公文書を勝手に書き換えてしまうということは、公的機関としての信頼の根底が揺らぐ、大きな問題です。



これまでのコメント

  1. 市民目線 より:

    公文書偽造は市民を侮辱する悪質な犯罪です!
    罪を隠すために重ねた罪であることは明白です。
    消防長の言い訳は見苦し過ぎます!
    行政改革が提唱されている昨今、部長待遇新設ポストへの横滑りなど、到底納得できるものではありません。
    公文書偽造の罪だけでも、司法による捜査、送検は確実です。
    市議会としても、議会条例の趣旨を尊重しその責任を果たしてください!

  2. 市民目線 より:

    9月市議会一般質問では「消防組織のあり方」について質問されますが、トップの横滑り的な結末では消防広域を受託する責任として万全ではありません。
    何故不適切な者が組織のトップになってしまったのか?
    仮にそうなっても暴走を止めることができないのか?
    このままでは同じ過ちが繰り返されてしまいます。
    消防長は「任命権」という絶対的権力を有し、まさに鈴木元氏のように「意にそぐわない者は切り捨てる。」ことが平然と行われ続けます。
    このことが「物言わぬ組織体質」を築き、不正、不祥事が繰り返された根本的原因だと思います。

    給料、職責に応じた「物言える」職場環境、人材育成が不可欠だと思います。
    それには組織の意思決定に加わる「管理職」ポストが重要です。

    消防は、消防広域後も市役所と比較して管理職ボストが極めて不足しています。
    特に24時間体制を担う出張所にも、大規模災害時や意思決定において管理職が必要で、そこの分母が増えることで、職員の士気高揚や「暴君の暴走」防止に結び付くと思いますので、何卒御査収ください!

後援会リーフレット(PDF)

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