議会の答弁はどこまで現場に落ちてるのか?

昨日は地域の中学校の先生、保護者、自治会関係者が集う懇談会があった。
私も保護者の1人として参加。

保護者からの質問や意見は、当然のことながら防災対策に集中した。

放射能対策についての質問には教頭先生が答えていたが、先日私が議会で質問した内容を
答えてくださるのかと思いきや、よくわかっていない様子だったので、私が補足をした。
また、あらたな課題も含めた防災対策も、ご存じない様子だった。

教育委員会からの答弁は、どこまで現場に反映されているのか大いに疑問。
このあたり、再度チェックをする必要がある。

先日下の子が通っている矢作小学校では、成人教育で防災部を呼んでの防災講習会があった。
そこで、広域避難所が矢作小学校ではなく、鴨宮中学校にしたらどうかという話が出たとのこと。
その際に、防災部から、鴨宮中学校は災害時には自衛隊の拠点となるため、
避難所にはならないという説明があったとのこと。そのため、鴨中には防災用の備蓄もないという。

そんな話は、議会では一度も出なかったし、避難場所は柔軟に対応すると言っていはずだが。
それでは大雨や洪水、津波の際には矢作の子たちは鴨中へ避難できないし、鴨中の子たちは
大きな災害があっても家へ帰されるということなのか??

この事実をはっきりと明確に認識している人は、参加者の中にはいなかったし、
当の中学校は聞いたことがない、というような雰囲気だった。

6月議会は防災議会と言われて、多くの議員がさまざまな質問をしたが、肝心の現場との
あまりのかい離に一体あの答弁は何だったのだろうかと驚いた。
司会の方が、「防災に関しては、長い時間がかかりそうですから」とフォローしていたが、
長い時間がかかっちゃ困るから、みんな真剣に議会に臨んでいたのに。
行政は一体何をやっているのだろうか!
議会は当然、行政のチェック機関だが、日常の業務までチェックしなけりゃならないのか?
それはコンプライアンスだか何だかで、しっかりやってほしいものだ。

学校単位で防災計画を地域と一緒に作るということだったはずだが、
きちんと保護者を入れて昨日のような、ざっくばらんとした懇談形式で作る必要性を感じた。
そしてもちろん、それが実行されなければ意味はないのだが。

議会の答弁はどこまで現場に落ちてるのか?”へ2件のコメント

  1. 松本茂 より:

    「鴨宮中学校は災害時には自衛隊の拠点」??そんな防災計画があるとは考えられません。下府中地域別計画(鴨宮地区)には入ってないと思いますよ。
    自衛隊から「希望」があったということではないですか。国からの希望は、命令とでも思っているのではないですか。行政には「コンプライアンス」なんて意識はないのでは。

  2. 佐々木ナオミ より:

    私もびっくりしました。そんな話は聞いたことないからですが、市の職員がはっきりと、「鴨宮中学は災害時に自衛隊のヘリポートになる」といったようです。その日は私は議会中でしたので、生憎参加できませんでした。
    「コンプライアンス」は、さまざまな不祥事を受け、加藤市長が新しく立ち上げた委員会です。横文字は苦手なので、コンプライアンスでもプラウンヌンクステェレでも何でもいいんですが、基本的なこと、しっかりやってほしいのです。
    この件に限らず、現場と役所内は切れてるなあと感じることは多々あります。その積み重ねが、不祥事を引き起こしたと私は思います。

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