祝島trip報告会。そして今、田の浦は埋め立てられようとしています。

先日19日に、私が代表を務める市民政治グループ「@あしがら」で、
「祝島Trip報告会」を行いました。
原発建設問題で揺れる山口県上の関町の小さな島「祝島」と、そこで暮らす人々、そして、
自然エネルギーにシフトしたスウェーデンの取り組みを描いたドキュメンタリー映画
「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会を行ったのは、昨年の11月でした。
多くの方が参加してくださり、原発の問題点や、それに代わる新しい取り組みを
多くの方と共有できました。

この映画で舞台となった祝島へ、
昨年12月に@あしがらの会員であるうろこさんが行ってきました。
今回は、彼女が撮ってきたたくさんの素敵な写真のとともに、
祝島の日常を報告してもらいました。

はずかしがって、カメラから目を反らす漁師のオジサンたち、誰に頼まれたわけでもなく
薪を持ってきては火にくべていくおばあちゃん、氏本農園の氏本さん、犬のまきちゃん、
豚さん達、祝島初の食堂の写真からは、いまにも、そこに集ってくるおばちゃんたちの笑い声が
聞こえてきそうでした。
きれいな海、美しい棚田、ひしめき合う家と小さな路地。

もちろん、彼女の写真が素敵なのもありますが、そこには確かに、
決して豊かではないけれども、人と人とのつながり、自然とともにある暮らしが、
反対運動とは無縁のように、あたりまえに存在しているのでした。

参加者のみなさんからは、「祝島に行ってみたい!」という声も。
祝島の観光マップを広げて、私も子どもたちと行きたいな~!と思いました。

この島の高齢化率はものすごいのですが(子どもは4人だけ!)
お年寄りがそれぞれに自然と役割を持って、
力強く、そして明るく、島に根付いて暮らしているようでした。
うろこさんは小田原で介護の仕事をしているので、
日ごろ自分が関わっているお年寄りとの違いに、びっくりしていました。

この島のお年寄りたちが、もしこの暮らしを失ってしまったら、きっと普通のお年寄りになってしまうよね、
と私の友人は呟きました。

そう言えば、以前話を聞いた、ゴミゼロの上勝町のお年寄りも、こんな笑顔だったなあ。

21日深夜2時すぎに、200人~300人ともいえる、
数えきれない程の作業員、警備員、中国電力社員が原発の建設予定地である田ノ浦に
来たとのことです。

埋め立ての工事が、本格的に行われようとしているようです。

あの日に私たちが見た島の風景は、なくなってしまうのかもしれません。

人が、自分らしく、身の丈に合った暮らしをしたいという、ただそれだけの希望が、
なぜこんなにも難しいのか。
原発のための技術開発、それに伴う多くの税金、たくさんの人の力、そして、政治のあり方。
そのすべてを、今ある自然と人々の小さな暮らしを守るために使ってきていたなら、
世界は、もっと違う今を、見せてくれたのにと思います。

詳しくは、ぜひこちらをご覧ください。

祝島島民の会のブログ http://blog.shimabito.net/
うろこさんのブログ  http://blog.goo.ne.jp/urokodama721/



これまでのコメント

  1. 松本茂 より:

    中国電力、電力会社は、単なる私企業ではない。独占的業務を免許されている「公共的企業」のはず。
    日本国元首、総理大臣、経済産業大臣、山口県知事、上関市長という制度のすべてが、暴力装置と化して「スローな生き方を許さない」、問答無用、強行排除、強行着工、という人類にとってもっとも痛ましい暴虐な行為に走る。
    このような人道に反する行為は、必ず破滅を招きます。もんじゅ、諫早、八ツ場などなど醜い落とし穴でもがくことになる。
    制度そのものに、NOを突きつけましょう。

  2. 佐々木ナオミ より:

    松本さん
    祝島のある上関町は昨年の町議選挙で、推進派の議員が圧勝したそうです。
    民主主義の論理に照らし合わせれば、上関の町民は、原発建設を選択したことになります。

    この事実を、私たちは受け止めなければなりません。

    人からコンクリートへと謳った政権は、いまガタガタになっています。

    一度作ってしまった原発施設は、その後の維持管理から安全性の確保まで、多大な人件費とお金を必要とし、
    多くの負担を後世に残すことになります。もんじゅも六ケ所も止まっている今、放射性廃棄物の再利用も、
    その処理も、いまだ解決できていません。

    わが町小田原でも、地下街、市民ホール、駅前再開発、そして、広域化による新たな焼却炉の建設と
    大きな事業を抱えています。原発を考えるとき、地下街の現状とどうもかぶってしまいます。
    一度作ってしまった施設は、たとえそれが不要なものとなっても、手放すことさえ難しい。

    私たちは政治団体として、この国の、そして私たちの町の行く先を、大きく方向転換するために
    どうやって、民意を作り、政治を変えていくのか、そのために、いま何ができるのか、
    そのための、小さな取り組みを、馬鹿らしいと言われても、やるしかないです。

    どこまでも、地方分権を。小さな島の小さな声を、もみ消せるような制度を変える取り組みを、
    この地から発信をしていきましょう。

  3. 一般市民 より:

    佐々木議員の報酬は市の税金です。
    まず、小田原のことに一生懸命になって下さい。
    田ノ浦をやるには市議を離れてやるべきだと思います。

後援会リーフレット(PDF)

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